ヘルメットをかぶり、バットを持つトリのイラスト

2つの上達曲線

 野球好きの友人ゴワゴワが、面白い話を教えてくれた。

「強豪チームと弱小チーム。地元に2つの少年野球チームがある」

「強豪チームの練習はとても厳しい。グラウンドにはいつもコーチの罵声。大量の送りバントで確実に点数を取り、それを守り抜いて勝っていく」

「弱小チームの練習はやけに楽しそう。グラウンドは子どもたちの笑顔であふれている。ランナーが出ても、みんなブンブンバットを振ってくるので、なかなか点が取れずによく負ける」

「この2つのチームの子どもたちは、小学校を卒業するとほとんどが同じ中学校の野球部に入る。そして彼らがレギュラーとして試合に出る頃、面白いことが起こる。それは、レギュラーのほとんどが弱小チームの子どもたちになるんだ」

「ただ残念なのは、弱小チームは子どもたちが年々減っていて、チームの存続危機にあるということなんだよ」

 そんな話を、ゴワゴワが話してくれた。愛する息子のサッカーの試合を見ながら。

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